言葉の認識の違いが招く悲劇
こんにちは、とみちゃんです。
前回は正しい日本語について書きました。
良かったらご覧ください(-ω-)/
書き言葉の場合は、絵文字やスタンプを使う場合は別ですが、
基本的には文字しか情報がないので相手が読みやすいように誤字や脱字がないかとか、
間違った敬語になってないかとか、
相手に伝えたいことが伝わるように正しい日本語で書くことは大切だと思うので、就職活動中にあまりよく知らない目上の人にメールを書くときにはかなり気を使いました(-_-)
話し言葉に関しては表情や声のトーンなどの情報も加わるので、相手に言いたいことが伝わりやすいとは思いますが、
言葉に対する認識が違っていると困ったことにもなります。
よく聞く言葉に「煮詰まる」という言葉があります。
「新しい企画を考えてるんだけど全然いいアイディアが思い浮かばないなー。煮詰まったときにはやっぱラーメンだよな!」
って言っている人がいたとします。
実は「煮詰まる」のこの使い方は間違っていて、
本来は「結論が出る状態になる」ことを言うのですが、
上の文章では「行き詰まる」の意味で使われています。
この場合、相手が間違って使っていることに気づいても、聞き手は前後の文脈から
「この人は行き詰っていることを伝えたいんだな」
とわかります。
しかし、次の場合ではどうでしょうか?
Aさん「昨日やってたドラマ観た?」
Bさん「ミステリーのやつ?まだ観てないけど、さわりだけ教えて」
という会話をしていたとします。
「さわり」とは、「物語の最初の部分」という意味ではなく、
「物語の要点や中心、見どころ」のことです。
しかし、この会話の後に、Aさんが犯人やら密室のトリックやら話し始めたら・・・
Bさんが「さわり」を「話の最初の部分」と認識していて家に帰って録画してあったやつを見るつもりだった場合、怒るかもしれませんね。
言葉の認識の違いによってこのように困ったことにもなり得るのです。
こういうことにならないためにも正しい日本語や間違えやすい日本語を知っているというのは大事だと思います(*^_^*)
上の会話でも、
もしAさんが「さわりという言葉は意味を間違えている人も結構いるんだ」ということを知っていれば、「さわりを教えて」とBさんに言われたときに、「それは物語の最初のことを言ってるの?」とBさんに聞くことができたかもしれません。
もしBさんが「さわりというのは物語の見どころのことなんだ」と知っていれば
「話の最初の部分を教えて」と言い換えることができたはずです。
まだまだ知らない日本語や間違えて使ってる日本語もあるので
これからたくさん知っていけたらなと思います(^^♪
それでは今回はこの辺で。