つらい今、苦しんでいる方へ 〜自分とは何か〜③(『そして、バトンは渡された』についても少し)
こんにちは、とみちゃんです。
今回も体験記シリーズの続きです。
今までの記事はこちらです。↓
11月最終日、私は実家のある山口県に帰ることにしました。
帰る前に掃除や洗濯等をしましたが、それ以外の時間はぼーっとしている時間が多かったです。
帰りの電車に乗る前、課長が話をしたいと言うので会うことにしました。
私は前日にもらった診断書を課長に渡し、少し喫茶店で話をしました。
私が、「色々と仕事を残してしまって心配です」と言うと、
課長は、「仕事のことは私たちがなんとかするから、気にせず休んでください」と言ってくれました。
その言葉で少し気持ちは楽になりましたが、私にはまだ、みんなに申し訳ないという気持ちは残っていました。
私の実家には父と母、そして飼っている犬とインコがいます。
私が家に帰ると、犬が尻尾を振って吠え、
私が近づくと耳を倒してペロペロと手を舐める。
これだけで癒される。
ペットの存在は大きいのだと改めて実感しました。
この日は、特に父も母も仕事のことについては特に話をせず、
「まあ、ゆっくり休みなさい」といった感じでした。
翌日、まだ頭はぼーっとしていました。
部屋の中を行ったり来たり、まだそんな時間もあり、気づけばため息も出ることもありました。
それでも、以前よりはその回数も減っているように思います。
仕事のことについても少しずつ親に話をしました。
これまで親には残業が多いことは言っていましたが、
詳しい仕事上の悩みまでは言っていなかったので、話すのが少し不安でした。
悩みすべてを話せたわけではありませんでしたが、親は「うんうん」と話を聞いてくれてホッとしました。
その日の午後は図書館へ行きました。
図書館では、家から持っていった本を読みました。
その本とは、『そして、バトンは渡された』
3年ほど前にも一度読みましたが、
最近この本の実写映画が公開され、それを観に行ったことがきっかけで、
もう一度読んでみようと思ったのです。
少し脱線しますが、とてもいい映画でした。雰囲気が好きでした。
内容もおもしろく、本を読んでいなくても全然楽しむことはできます。
本を読んでから観てもきっと感動するでしょう(ハンカチ必須)。
でも、注意事項があります。
それは、上映時間が約2時間半もあることです。
私は、観る前にトイレに行っていたにもかかわらず、
その前に水を飲みすぎたせいか、上映開始30分くらいで尿意がやってきました。
やばい。あと映画は2時間もある。
でも、途中で退席するのは損した気分になるからトイレは我慢したい。
そんな葛藤がしばらく続きました。
映画のクライマックスのめちゃくちゃいいシーンのとき。
周りからは鼻水をすする音が聞こえ始める。
うん。非常に感動的なシーンだ。
それはわかる。私も感動したい。
でも私の尿意はもう限界でそれどころではなかったのです。
多分あのとき、膀胱と戦っていたのは私だけだったでしょう。
でも、安心してください。漏らしてはいませんので。
普段ならエンドロールを最後まで見るのですが、そのときは速攻でトイレへ向かいました。
そんなこともあり、いや、単純に雰囲気が好きな映画だったので、私は後日もう一度観に行きました。
2回目はきちんと映画を味わえ、感動して泣くことができました。めでたしめでたし。
みなさんも、映画を観る際は、きちんとトイレを済ませ、飲食は計画的にしましょう。笑
ちなみに、私は本のほうも好きなのですが、「森宮さん」という登場人物が気に入っています。
映画ではあまり描かれていませんでしたが、主人公・優子と森宮さんが夕食に餃子を食べるシーンが特に気に入っています。
優子に少しズレた愛情で接する森宮さんと、それに対して冷静にツッコむ優子との会話が私は好きです。
(次回に続く)