2月29日生まれの人は4年に1度しか年を取らない?
こんにちは、とみちゃんです。
かなり遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
2021年最初の記事です。
最初と言いながらもう2月下旬ですね。
2月はほかの月と違って日数が少ないですよね。
うるう年でも29日しかありません。
なぜでしょう?
2月29日生まれの人って4年に1度しか歳を取らないのでしょうか?
いろいろと疑問に思うことがありましたので調べてみました。
なぜ2月は短いのか?
なぜ2月はほかの月と比べて日数が短いのかは、古代ローマで使われていた暦が関係してきます。
古代ローマでは、一年の始まりを現在の3月、一年の終わりを2月としていました。
さらに、偶数が不吉な数字とされていたため、基本的にひと月の日数は29日か31日とされていましたが、1年の日数を合わせるために、1年の終わりの2月の日数を28日としました。
その後、暦がかわり、ひと月の日数も30日か31日にかわりましたが、2月は日数をかえることができず28日のままになりました。
これは、宗教的な祭礼が2月に多くあり、日数を変更して混乱するのを避けるためと考えられています。
この当時の名残で、現在も2月の日数が短いというわけです。
2月29日生まれは4年に1度しか年を取らない?
さて、2月がなぜ短いのかなんとなくわかったところで、2月29日は4年に1度しかこない(厳密に言うと違いますが)ということは
2月29日生まれの人は4年に1度しか歳を取らないかというと、そうではありません。
確かに「誕生日」である2月29日は4年に1度しかこないかもしれませんが、きちんと歳は重ねています。
これまで2月29日生まれの人で
ほんとは40歳だけど、2月29日生まれだから10歳って言っちゃおう
と考えていた方にとっては残念なお話ではありますが、人が1歳歳を取るのは誕生日の「前日」です。
正確に言うと、誕生日の前日の24時の時点で1つ歳を重ねるのです。
2月29日生まれの人は、2月28日の24時、つまり2月28日が終わった時点で歳を取ることになります。
きちんと年齢は重ねていくので安心してくださいねo(^_-)O
おわりに
2月29日のお話をしたのでついでに。
うるう年は基本的に4年に1度ですが
必ずしも4年に1度というわけではありません。
うるう年でない年のことを「平年」といいます。
基本的に西暦年が4で割り切れなければ平年ですが
100で割り切れて400で割り切れない年も平年となるのです。
例えば、西暦2100年の場合
2100は100では割り切れますが400では割り切れないためうるう年にはあたりません。
なぜそうしているかというと
地球が1周する時間と実際の1年間の時間には誤差が生じており、それを調整するためです。
必ず4年に1度をうるう年としてしまうと、ちょっとずつ季節と日付がズレてくるんでしょうね。
だいぶ先の話ですけどね(^_^)a
《参考》
「質問3-8)どうして2月だけ28日しかなくて、日数が変わるの?(国立天文台)」(2021/2/21最終アクセス)
質問3-8)どうして2月だけ28日しかなくて、日数が変わるの? | 国立天文台(NAOJ)
「法律の[窓](参議院法制局)」(2021/2/21最終アクセス)